2010年4月29日木曜日

弁理士バー













半年ぐらい前ですが、20代ぐらいの若手弁護士がバーで相談を受けるというのが、話題になりました。
ですが、弁護士会から、お叱りを受けて、結局、営業できず・・らしいです。
個人的には、仕事がない若手弁護士が、ユニークな発想で、営業の販路を見出したな、と思いましたが。。

なぜ思い出したかといいますと、先日、TVで、今度は、税理士がバーをはじめた話を聞いたからです。
そしたら、当然、税理士会も動くのかな??

僕らの業界も、弁理士バー!あっていいですよね。
だいたい、発明の話とか、商品企画の話は、少しお酒がはいると、話し的には、面白くて、盛り上がる。
(発明として成立するかは別問題ですが。。)

先日、ある事務所の所長さんに、そのお話をしたところ、酔った勢いもあって、興味を持っていました。
ですが、こちらも、弁理士会に目をつけられてしまうのでは、との落ちで、二人とも言葉が出ず。。


先日、元気がある病院ということで、ワタミの会長の話をききました。ワタミグループが潰れそうな病院を買収して再建しているということです。病院を、「患者に対するサービス業」として、見直されているらしく、
一般の患者さんにも、コンシェルジュのような人が、待ち時間や不明点がないか等を気にして、話しかけてくれるらしいです。

ですが、ワタミグループは、株式会社であり、法上、株式会社は、病院を経営できないため、会長の渡邊美樹氏個人として、いくつかの病院を経営しているということでした。

日本医師会のコメントとして、株式会社が病院を経営することは、人命よりも利益を優先する人たちに、病院の経営を任せることになるので、許されない。というコメントでした。

そんな、わかりきった、19世紀のようなコメントで、地方の病院を潰している原因の一つは、あなた達のそのような頑固な既得権益を守る考え方が原因では?・・と思ってしまいました(ちょっと、言い過ぎでした)。

ワタミグループが、ある程度、経営重視で、経費を削っていることもあるかもしれません。
でも、利益のために、人名を落としたり、診察を怠ったり、当直の人間を減らしたら、それこそ、患者さんは、来なくなりますよね。公的機関についても、アダム・スミス的な要素も取り入れるべきかと。。

弁護士会や日本医師会・・。
日本を良くしようという人たちのアイデアは、力を持つ人達に、ゼロにされてしまうのでしょうか?

でも、ワタミ会長は、おそらく、こういう勢力に対抗するつもりで、会社を個人で立ち上げたのでしょう。

僕らも、会長に習って、既得団体に負けないように、
そして、これらの団体をいつか変えられるように、一歩踏み出したいです。

2010年4月25日日曜日

人相手の仕事













「うちの会社は、お客さんに情報を、ちゃんと開示しない体質だと思うんです。」

知り合いの後輩の一言でした。

彼は、会社を好きでいる、いや、好きでいたいのは、日頃の彼の言動から見て、僕にはわかっていた。

しかし、顧客と上司との狭間で、現実のやりとりから、絞り出された一言に違いない。

僕は、社会人になって、最初の仕事は、ITのカスタマーサポートでした。

理系の人間、特に、ソフトウェア・プログラムに関わる人間は、論理的に筋を立てれば、必ず、結果通りにいくことが好き、もしくは、結果通りにいくことに美しさを感じて、その道に進んでいるように思う。少し理想主義的なところがあるように思う。

だが、人間相手では、そうはいかない。

論理は、現実により、曲げられ、かつ、もっとも妥当な良案は、採択されない。

それは、仕事だから。

と、自分を納得させて、前に進むしかない。

この認識を持ちながら、カスタマーサポートの仕事を続けられたことは、自分にとっての大きな収穫だったのかもしれない。

会社が、顧客に情報を開示できないのは、会社に体力がないから。
それがあまり良くないことは、君の上司もわかっているけど、会社にとっては、その道をとるしかない。
むしろ、情報を開示しないことを問題視している君が、その思いを持ち続ければ、いつか、会社が体力がついたときに、情報を開示すると思う。

僕の答えは、彼に届いたかは、わからない。

自分の会社は良い会社だと信じたいのに、会社に島流しにされたようなとき・・。

会社の改革に乗り出せますか?

そんな、立派な大人の対応できないですよね。

でも、やるべきだと思います。

あ、いや、明日、行動するのは厳しいと思います。

でも、その気持を忘れずに、いつか、旗揚げをする日(上司が自分の話にきちんと耳を傾ける日)を待ちましょうよ。

だって、それは、会社にとって良いことなのだから。

2010年4月19日月曜日

特許請求の範囲を決める軸



特許権は、自分が独占権を主張できる権利だから、
特許権の技術的範囲は、できるだけ広い方がいいです。

・・というセリフは、結構、教えてくれますよね。

でも、広いって、どういう広がりなんでしょうって、思いませんでしたか?

この問題って、非常に難しいように思うのですが、言葉(単語)の広がりで考えてみましょう。

例えば、文言上、「ゴム」と書いているところを、
「弾性体」という言葉に置き換えることで、特許の範囲に「バネ」を含めることができます。
つまり、日本語の大概念の選択により、広さの面積を広げ、権利範囲を広げることができます。

次に、分野における広がりがあります。
例えば、ソフトウェア発明で、ユーザが使用する発明であれば、
「パソコン」を、「ユーザ端末」とすることで、「携帯電話やスマートフォン」を含めることができます。

この作業は、「パソコン」とともに、「携帯電話やスマートフォン」も、あわせて思いつくことにより、
その共通性を見出して、共通性を表す言葉として「ユーザ端末」を搾り出すわけです。

つまり、特許の権利範囲を広げるには、

1.自分の実施する用語を特定する。
2.他の実施の用語も推測する。
3.共通性を抽出する。
4.共通性を表す言葉を使用する。

という過程が重要になるように思われます。

この、「2」の作業の際に、センスが要求されるわけです。
つまり、この「2」の作業は、「広さ」の面積のための、“方向ベクトル”を決めるのです。

例えば、ソフトウェア発明で、「携帯電話」と特定した場合に、「電子書籍端末」が思いつく場合は、センスがいい広がりのように思います。

なぜなら、将来的に、「携帯電話」で起動できるソフトウェア発明ならば、同様に、「電子書籍端末」でも起動できそうです。また、「電子書籍端末」の端末自体も世の中に非常に売れそうだからです。

それでは、「携帯電話」の発明で、「電子辞書」が思いつく場合は、どうでしょうか?

「携帯電話」で起動できるソフトウェア発明ならば、同様に、「電子辞書」でも起動できそうです。
でも、電子書籍がこれだけ普及しているのは、日本だけかもしれませんよね。
悪く無いですが、もう一歩。

というわけで、特許請求の範囲の広さを作るには、
「市場の動向から、近い将来に売れそうなもの」という展開軸が、一つの良好な軸になるのかもしれません。そして、その軸から作られる面積の網にかかる、獲物の量により、面積の妥当性を確認するのです。

もちろん、権利は20年あるんだから、遠い将来にかかる獲物も予測したいのですが、IT業界については、予測が非常に複雑です。これは、ビジネスモデルが複雑に乱立しているからではないかと思います。現状では、3,4年後の未来すら、ほとんど予測できないように思います。

そこで、少なくとも、現在わかる範囲での技術動向を知って、今後、流行りそうな技術に基づいて、「2」を判断するのが重要のように思います。

(写真は、特許請求の範囲の網に捕まった、アトムです)

2010年4月8日木曜日

入社式

















何年かぶりに、入社式に参加させてもらいました。

普段は、ラフなジーパン姿の社員や幹部も、全員スーツで出席。


「一堂、礼」

「着席」

「ただ今より平成22年度・・・」

・・

「続いて、会社理念の復唱・・」

確かに、会社って、学校でないから、卒業式も、始業式もないですし、入社式って、唯一の公式行事なのかもしれません。

新入社員の不安と期待でいっぱいの立ち振る舞いを感じながら、力のある新入社員の宣言を聞く。


初心を思い出しますよね。


何のために、働いていたんだっけ? って、10年以上働いている自分も確認できる、気がしました。


入社式、結構、いいです。

今年も、いい会社と、いい社会、作っていきたいです。


今日は、親父の誕生日。連絡しなきゃ。

2010年4月5日月曜日

お蕎麦屋さん

















うまい、お蕎麦屋さん、みつけちゃいましたー。
川越街道沿い、中古車屋さんの中に、いまどきの和風の建物でした。


まず、入ると、ナラの木とか、杉の木の色が、壁の白色に生えて、
癒し空間が展開!
建物の天井が高い! 背が高い自分には、開放感ばっちり。

天ぷらそばのかけ、胡麻だれせいろ、みそ田楽
を、頼んじゃいました。

正直、「かけ」どうかなーと思っていたのですが、

鯖だし、さばだし、サバダシ!
これが、鯖だし、なんですよ。。って、はじめてですが。。

体にもいいし、日本料理って、すばらしい。

「そば自体」は、すこし、モッチリ気味で、レベルが高いので、毎日、食べれる感じではないかもしれません。ちょっと、高級な蕎麦食べてます、って感じでした。

私の少ない蕎麦知識では、鯖だしが、蕎麦つゆの生涯で一番でした。

帰り際に、店長さんが、腰を入れて、懸命に、そばをこねていましたが、その腰には、コルセットのようなサポーターが。。
店長さんの気合まで、頂かせていただきました。。

是非、夜にしっぽり、したいですね。


そいえば、今までで一番良かった、蕎麦屋って?? という話に、かみさんと。

自分が忘れないために、おすすめの蕎麦屋をリンクしておこうっと。


上野の翁庵
歴史的な建造物?ですが、テレビでやらないんですよね。。ネギせいろ大盛り、ばっかり頼んでいます。
ネギせいろなのに、天ぷらが食べれるのでラッキー。二階席行くと、仕事する気なくします。

稲荷町の砂場です。浅草によく行ったときに、お世話になりました。
麺が上野に比べると、ちょっと太いので、ガッツリ系にいいかも。稲荷町、降りないんですよね。

水上の角弥さんです。
谷川岳へ行く際に、絶対、よりたいのですが、車でないとよれない。。
そば、そのものの味としては、ここが一番じゃないかと思っています。

東池袋のあさひ本店さん、です。
辛い毎日に、このお蕎麦で、なんど癒されたことか。。
ガッツリ系のひとも満足です。お世話になりました。

あと、田原町に、桜えびの天ぷらがおいしい、蕎麦屋があったのですが。。
店が思い出せない。。新そば、頂きに行きましたが。。

次回は、“とんかつ”、でいきましょうかね。