2011年1月29日土曜日

古河庭園の場



ブラタモリ(NHKの番組)によると、巣鴨の地蔵通りは、旧中山道だったらしいです。
今じゃ、狭い商店街で、とても、中山道のような大通りであったとは、想像もできないですね。

というのも、この道は、全く傾斜がなかったため、中山道が作られたということ。
このあたりは、巣鴨近辺では稀な平坦な場所のようで、たしかに、ちょっと東に行った染井霊園の方は傾斜が激しいです。

道が平坦ですから、お年寄りにも人気?ということなのでしょうか。


その巣鴨から、東へ駒込方面へ行くと、ちょっと盛り上がった台地にぶつかります。これが、古河庭園という公園だそうです。

古河庭園は、バラ園などで有名なのですが、ちょっと土地が高いところに西洋のイングリッシュガーデンがあり、そこから、低地の池に向かって、日本庭園が広がります。

イングリッシュガーデンから日本庭園の間には、イントロのために、つつじの空間を抜けます。 この西洋と和の融合と、その間の空間づくりは、不自然さがなく、見事なものです。

ちょっと高いところにある欧米の西洋と、低いところにある日本の和、が融合した場。

ちょっと日本よりも立場が高い欧米は素晴らしい良さがある。僕ら日本の固有の良さは、低いところにあるけど、負けていねいよね。そんなメッセージを発しているかもしれませんね。

 それでは、今の僕たちは、ちょっと高いところにある日本の和と、低いところにある中国、インドを融合した場を作ることはできるのでしょうか。日本の固有の良さを再認識しつつ、他の国の良さを尊重し、融合した場を、古河庭園のように、知的な場で、表現できればよいですね。

(今日、ベランダの梅が咲きました!12月は葉が全くなくなって元気がなかったので、嬉しい・・。裸木のときに一生懸命頑張って、結果残したね!写真がいまいちですみません。。)

2011年1月22日土曜日

中国に抜かれた日本 まだまだ!


日本がGDPで中国に抜かれましたね。

2,3年前、居酒屋さんで注文を頼むときに、店員さんが日本人であるか中国人であるかは、店員さんの注文を受ける態度でわかったように思います。つまり、日本人であれば、きめ細かに対応いただけるのですが、中国の方だと、なかなか空気が読めなくて・・。今は、店員さんの態度では、ほとんど、日本人なのか、中国人なのかは、わからず、喋り方のイントネーションか、ネームプレートを見て、やっと気がつく感じでしょうか。

現在、日本の3K(きたない、きつい、カッコ悪い)の仕事(すみません、居酒屋の店員さんのお仕事がこれに該当するというわけではないのですが・・。)は、中国の方等アジアの方が多いですね。

つまり、僕らは、日本人にとって、いわゆる“ちょっと大変な仕事”を、現在、中国人にお願いしているわけです。

一方、現在、北海道のニセコでは、中国人による別荘の買収が進んでいるらしく、ニセコが中国に侵食されている・・とも言われているようです。バブル崩壊後は、日本人が購入することはできなくなりましたから、やむを得ません。しかし、実際には、投資対象だけであり、別荘が空洞化しているという一面もあるようです。いずれにしても、中国マネーは強いですよね。

日本人から、“ちょっときつい仕事”を担わされている中国人と、日本人がとても手が出ない物件に投資する中国人と・・・。

つまり、中国は、二極化していて、その間に、我々のような普通の日本人が入る・・という関係・・?そういう意味では、日本は、中流の社会で、極端ではない社会かも?

「日本は、平等でルールを守る。信頼できる人が多い。」

今日お会いした、日本で長年働く、中国の知識人の方が、何度も僕に言ってくれました。

日本は、中国にGDPで抜かれました。もはや、中国を追い越すことは異常事態がない限り、困難でしょう。そして、日本の政治も外交もちょっと自信がないですよね。

でも、そもそも、僕ら日本人や日本の社会が胸をはれることは、もう既に、自然と存在していて、空気のように当たり前で、長所だから気がつかない・・と考えることもできるのではないでしょうか?
そんな視点を持てることこそ、日本人が日本人を客観的に見ることになるし、グローバルな視点で日本人を評価できることかもしれません。ちょっと、楽天的ですかね。

(写真は、鴨川シーワールドのセイウチです。セイウチは、寝転がることが人間を癒す長所であるとを知らないでしょう。でも、セイウチは寝てるだけで大人気。そんなに焦らなくても、誰でも、自然と長所があるのかも?)

2011年1月16日日曜日

初任給 月給8,700円


開示してしまうと、親父には、怒られるのかもしれないのですが、僕の親父の初任給(月給)は、8,700円でした。年末、実家に帰って、昔の書類を見ていた際に、彼の初任給の支払い用紙を見せてもらいました。

親父は、高校を卒業して、九州から東京に上京し、当時公営の会社に就職しました。彼は、定年近くの40年以上その会社で働きました。ですので、8700円の給料は、100倍まではいかないかもしれませんが、80倍近くには、少なくともなったでしょう。

今日は、60歳以上の私の叔父さん、叔母さん総勢10名で、7,8時間、飲んでいました。叔父さん、叔母さんからは、(多分、毎年?のように)戦後の貧しい中、兄弟で、食事を取りあいした話を聞きます。当然、現在から比べると、物質的に当時が大変だったという話です。
今の世の中は、いいよねー・・、でも、なんか、若い人は、先行きが不安だよねー。という話に。

僕らの時は、目標がはっきりしていたよね。働きすぎで当たり前だったし。
アメリカに追い付け、追い越せって、はっきりした目標があったから。
今は、やれ、経済だ、やれ、イクメン(育児する男)だって、価値が多様化しちゃって、君らだって(僕に向かって)、なにしていいか、わからないよね?

戦後まもなく、海外営業をしていた叔父さんの一言でした。

8700円の給料が、80倍になるなら、経済的な豊かさの喜びは、生きる喜びや働き続ける喜びになるのかなと想像できます。40年間という長い期間であっても、80倍ですから・・。

この経済的な“豊かさ”の持続的成長は、我々の親父の世代を40年間働き続けさせるエネルギーに変えたのだと思います。

もちろん、僕らの世代では、給料は、80倍はおろか、8倍も・・難しいでしょうか、おそらく、良くて・・1.8倍でしょうかね・・・。

しかし、僕らも普通に、40年間近く、働き続けなくてはいけません。

日本社会は、経済的によくなることは難しいですよね。
そうすると、どうしたらいいか?

40年間、数種類の“豊かさ”を、増やしていけば良いのではないでしょうか。

つまり、給料が上がるという経済的な豊かさは、ちょっとしか増えなくても、他に、子供の面倒を見て、家族との豊かさが2倍になったり、自分自身、今まで逃げていた仕事をやりきって、自分の人間性の豊かさが3倍になったり・・。

むしろ、経済的な“豊かさ”ではない、自分に感じられる“豊かさ”を見つけられる人が、これからの時代は、仕事を頑張り続けられるのかもしれません。

この60歳以上の兄弟姉妹が、こうしてお正月になると、自分たちの親のお墓参りとともに、何十年も毎年集まり続けることも、大きな“豊かさ”ですよね。

(写真は、今日のベランダの梅の蕾です。彼らは眠っているように見えますが、春の準備で今は大忙しです。人の仕事もそうです。認められるまで(春の前の冬)が一番、大変ですね。梅の開花が楽しみ。)

2011年1月1日土曜日

2011年 Happy New Year













明けまして、おめでとうございます。

今年も、「散歩よんぽ」をよろしくお願いします。

昨年、始めた「散歩よんぽ」ですが、お陰さまで、まだ、続けることが出来ています。。
これも、ブログを見ていただいた方に、激励をいただいているからだと痛感しております。
今年も、散歩よんぽを、何卒よろしくお願いします。

さて、私ごとですが、昨年の夏に会社を立ち上げまして、ホームページがあります。
こちらに、会社のブログのページも作成しました。

「散歩よんぽ」のページが更新されていない場合には、会社のブログの方も遊びに来ていただけると幸いです。

また今年も、よろしくお願いします。