2012年8月20日月曜日

宮崎みらい創造研究会となりました・・。


ものづくり、って言っても、食品から機械、福祉、デザインなど、分野が広すぎる。それに、セミナーをやるだけでは、交流が十分できないのでは・・。こんな考えから、17日に分科会という新たな試みを行いました。

参加者の皆さんの意欲的な交流で、僕らも逆に刺激になりました。60人近く、ご参加いただけました。

実は、昨日、今日と、僕も含めスタッフの何人か、ばててしまい、ようやくブログにもあっぷできました。正直、これほどの会になるとは想像を超えていました・・。みんな、熱く、よくしゃべります・・。

この会は、「宮崎ものづくり研究会」あらため、「宮崎みらい創造研究会」として、9月に会を立ち上げます。ものづくりでは、作曲、芸能、工芸などが入らないという指摘から、そのような名前にしましたー。

次回は、9月25日の夜に、市内のホテルメリージュで開催の予定です。また、遊びに来てくださいねー。


公式ページはこちら、宮崎みらい創造研究会




2012年8月2日木曜日

超高齢化社会を想像する・・大変かな。


「2030年には、今、働いている人の840万人が減るんだよ。840万人といえば、大阪府の人口に相当する。日本の経済は、大変なことになるんだ。」

先日、訪れた飫肥杉の寺田社長の言葉で、日本のこれからを憂えての発言です。僕には、この言葉が妙に強烈に心に響いています。

2030年は、これから18年後。840万人がおおよそ大阪府の人口に相当しても、大阪府や東京、福岡などの都市は、大幅な減少はあまりなく、極端な減少があるのは、宮崎、大分、島根等の苦しい地方都市でしょう。

日南では、7月は、丁度、稲刈りの時期。黄金色に輝く稲田が美しいです。飫肥のあたりでは、年配の方がせっせと、稲を刈っています。しかし、はたして、2030年にも、この美しい稲田は、存在するのでしょうか?今、稲を刈っている方は、おそらく70代以上。誰かの助けがなくては、美しい稲を育てることは困難と言わざるをえません。

割れ窓理論・・。

学校の窓が一箇所でも割れて放置されていると、生徒の心理としては、他の窓も割ってしまおうという心理が働く。仮に、荒れた稲田が少しでもできると、どんどん荒れた稲田が増えるのかもしれない・・。そんな稲田を見て、子供たちやそこに住む人の心理にはどんな影響を与えるのでしょうか?

このことに対する対策を、東京や大阪の人は、本気で考えてくれないでしょう。なぜなら、かれらの土地では人口があまり減らないですから。2030年でも、ヒルズのような白い巨塔は建ち続けるでしょう。つまり、宮崎や地方の人が、これに対する答えを見つける必要があるのではないでしょうか。

僕らは、今から30年働く必要があるでしょう。ちょうど、3分の2である、20年後は、とんでもないことが起こっている可能性を残念ながら否めません。

だったら、ますます、僕らは、今から種を植えて、未来に何かを育てる仕事をしなきゃではないでしょうか。

それは、子供へ希望を与えることであったりしますが、何より、今、仕事をしている僕らが、未来のために、胸をはれる事をすることかもしれません。

自分の仕事に、胸をはれるのか?自分の取り分だけ考えていないのか?自分専用のセーフティーネットのことばかり考えていないか?僕も、正直、耳が痛いところがあります。しかし、そういった問いかけと、未来への危機感をもって、毎日を過ごせば、苦しい地方でも、大きく変われるように思えます。

(写真は、アトムとお散歩です・・。)