2012年12月27日木曜日

宮崎のなかまたち


宮崎の仲間たちとの望年会。たくさん教えてもらって刺激になりました。

「ビジネスで成功しているのは、自分の実力だけじゃない。地域の人に支えられていることを経営者は自覚していないと。」同い年の都城の社長さんの一言。会社は東京駅の丸ビルの外壁!を担当しているとのこと!
来年は障がい者の雇用を考えていらっしゃるということ。ある意味、力がないと社会へお礼できる余裕もないですね。でも、その余裕ができたときに、外車に乗るとか、自分の利益のみではなく、社会に還元すると思う想いが大事なのかなと。

西洋の石垣は全部同じ形に成形された石を積み上げるのに対して、日本の石垣は異なる形の石を積み上げて、全体を形成する。とんがったそれぞれの個性を尊重して、全体がうまくいく社会とか会社が作れるのではないか。利益のみを追求しない経営コンサルとしてご活躍の日向の方の一言。右肩上がりで画一的な社会ではない現在。人を成形するのは難しい。リーダーはそういう、人の活かし方をせねばですね。うーん、僕らは、異なる形の石を積み上げられるかなあ。。がんばろう。

人と話すときに、話すよりも聴くことが大事。この「聴」という字は、目と耳で十のことを感じると、相手の「心」が見えるという成り立ち。いやー美しくないですか!?人の言うことは、心で感じねばです。

みなさん、良いお年を。

2012年12月20日木曜日

今年の第一歩!

先日は、今年、春頃から一緒に新製品開発にお付き合いさせていただいた、花菱塗装技研工業さんの新規開発部隊との忘年会でした。ブルーハーツや2億4千万の瞳を久しぶりにカラオケでみんなで歌って、パワフル!?、とても楽しかったです。

私は、延岡鉄工団地を最初に訪れた時に、その静かさに驚きました。10年後にこの場所はどうなるのか?若者はいるのか?地方のものづくりはどうなるのかな、と正直、心配になりました。

花菱さんを初めて訪れた時に、この元気な若者(すみません、僕より年上ですが・・。ちょっとやんちゃ!?)が、元気にものづくりをしないと、延岡はどうなるんだろうと正直に思いました。

それから、半年たって、今日の打ち合わせは、その心配の方向を少し変えました。試作品は既に3つめ。完成に近づいていました。営業担当の方は50人近くのアンケートを取得しており、これを反映しようと、指示を待たずに技術のリーダーが試作品を開発していました。ものづくりの成功の一歩を感じるとともに、開発部隊の組織の成長を感じました。

ものづくりは、ひとづくりなのかもしれません。開発部隊の方からたくさんのことを教えていただきました。勝負はこれからですが、こういった過程の中にいることを幸せに思います。元気をもらった僕も頑張らねば。

写真は、延岡駅の朝(東海岸は朝日がさいこう)

2012年12月9日日曜日

草の根のアイデアを支援する試み


商品開発を、違う会社どうしでやることは可能なのか?という、挑戦的な試みで、みらい研究会の研究定例会を昨日、行いました。

自分のこだわりの商品を持参して、他人から自由に課題や新しいアイデアをもらう。
確かに、「それは自分のアイデアだ!」と、後で、アイデアの配分でもめることもあるかもしれません。しかし、九州の一地方で、リスクを取らず、まごまごしている間に、アジア諸国に抜かされてしまいます。また、このメンバーの基礎は既に半年近く、議論して、相談しあって、酒を飲んでいるメンバーです。信頼という絆で乗り越えられるのではと期待しながらのスタート。

中小企業を退職し、仲間と意欲的に起業する若者が、何年もかけて宮崎で発明品を売り出している先輩と、何時間も話をしている姿をみて、本当にうれしかったです。
と同時に、発明をして最初に訪ねてきた専門家である僕のところから、彼らが巣立っていくような気がして、嬉しい寂しさのようなものも感じました。自分は彼らのコーディネーターなのだと悟った瞬間でした。

最後に、宮崎の中小企業の社長さんの上海近郊の機械工場のビデオを見て、来年、できれば、中国工場ツアーを会でやりたいなと話しました。僕らの会のメンバーの商品もここで商談できるようになると面白いですね。

今年、「宮崎みらい創造研究会(旧:宮崎ものづくり研究会)」に、足を運んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。私自身も、とても勉強になりましたし、とても楽しい会ができたと思っています。来年も、草の根だけど、楽しいものづくりを応援する会にしたいと思いますので、応援していただければと思います。