2013年3月20日水曜日

自営業の始め方



最近のボロネーゼ。見た目が全て!?
料理を始めた頃のボロネーゼ。あまり美味しくなさそう!?
休日のランチは、僕がキッチンに立つことが多い。

自分の好きなパスタを腹いっぱい食べたいからだ。

ちょっと洒落たパスタ屋さんへ行くと、宮崎でも1000円近くかかってしまう。しかも、車で、20分以上かかるし・・。

3,4年前に、「男のイタリアン」というオレンジページの本を買ってきて、ナポリタン、カルボナーラ、ボンゴレビアンコなど、定番のパスタを作るようになった。

当初は、とにかくレシピ通りでないと、事が進まないため、わざわざ、そのための食材をメモに買いて、調味料などもスーパーに買いに行って、揃えてから調理にのぞんでいた。

経験がないため、調理中に、レシピ通りに進まないとパニックになる。それに加え、指示されている用語の意味がわからない。

小さじいっぱいの、小さじって、なに?とか、

塩を少々って、少々はどのくらい!?のように、

やっていることを自分の頭では全く判断せず、指示のとおりでないと、事が進めない状態であった。


今は、ランチのために買い物には行かなくなった。冷蔵庫をみて、あ、これでいけるかも、と思える料理を考えるまで、成長できた!?


作り方は、基本的には、まだ、「男のイタリアン」を確認して、流れを理解する。だけど、本は、最初に見るだけで、本棚に戻すようになった。

今日は、ズッキーニのパスタ。

このタイミングで、この程度、オリーブオイルを入れる。塩を入れる量は、このパスタの量だと、少し少なめだな・・などと、自分の判断で、調整ができるようになった。

そして、レシピに書いていないような、少しバターを入れたら美味しいかも?とか、ニンニクをやめて、しいたけにしてみよう・・。などと新たなパスタに生まれ変わるのである。


しかし、いつも成功するとは限らない。でも、そんなやり方で、自分しかない価値ある!?パスタが生まれたりするのでしょう。


自分は、もともと、特許事務所にいて、先生のところに弟子入りしました。最初は、全く仕事がわからず、先輩に言われることや、書籍に書かれていることでしか、判断ができませんでした。

そこで、数多くのことを教わりましたが、徐々に、自分がやるなら、こうしたいな、とか、こうあるべきじゃないか、と思うようになりました。そして、自分が感じている、自分ならこうしたい!と思うことを、少しづつ実際にやり始めました。うまくいかないことも有りましたので、修正、修正を重ねて、なんとか自分色に染まったサービスになっていく。

そして、この価値に対して、他人が貴方に、お金を払い始めたら、自分しかない価値を提供する自営業への道が開けてくるのではないかな、と思います。

まずは、自営業ありき、や、お金ありき、ではなく、自分が知っている仕事に対して、自分なりの、どんな変更をしていけば、顧客にとってや、社会にとって、もっと良くすることが出来る(新たな価値を生み出す)ことができるのか、考えてみることが、自営業の第一歩なのでは?と感じました。