2013年6月3日月曜日

とても先の未来を考えてみよう


「いつ100年後を考えるのですか?」

「今でしょ。」(手振りも!?)

著者によるとSF作家の予測よりも現実の進歩のほうが早いようで「月世界旅行」を書いたジュール・ヴェルヌ、23世紀を予測したスタートレックなどの世界は彼らが予想した時期よりも早くやってきているとのこと。

しかし、絶対到来するとされた、電子化による完全ペーパーレス化や、リアルの旅行に代わるバーチャル旅行などは未だに実現していない。

これらの進化の取捨選択は、人間の原始的な欲求(紙がなじんでいる、リアルに人は体験したい)と関係があるということです。

この理論、みなさんの新製品や新サービスのビジネス化には参考になるかも!?

理系特に物理好きにはたまらん本でお薦めです。

僕は、仕事柄、発明家とよく会うのですが、その人の発明のセンスが良いと、なんで、この人は、こういうこと考えるのかな?とよく思います。その後、2,3時間話を聞いていると、その話を聞いた発明のアイデアよりも、もっと壮大なビジョンやアイデアを背後に持っていて、その一部を話しているに過ぎない発明家が多いのです。

なので、こういった未来を自由に創造する書籍をヒントに、自分の発想を自由に超遠くまではばたかせて、今の現実のアイデアを考えてみるというのも、かえって、アイデア発想力を高める近道なのかもしれませんね。

「2100年の科学ライフ」ミチオ・カク著