2010年8月16日月曜日

トイレは友達














久し振りにあった、友人と遅くまで飲み、時計は、0:00をまわっていました。既に、家までのバスがないので、歩いて家に帰ることを決意。駅の改札を出ました。

そのとき、ふと、肩をたたかれる。 

いや、おれ、別に痴漢とかしていないし、なんで、ここで、肩叩かれるの、ケンカ、うられている?

と、ふりむくと・・。

近所に住んでいる、営業のマネージャさんでした。もともと、機会があれば、ゆっくり話したいということで、明日も休日、迷わず、二人で飲み屋さんへ。

普段、忙しい彼は、私とゆっくり話す時間もないのですが、会社の話やら、マラソンの話やらで、お酒も時間も、どんどん進みました(あとで、レシートを見たら、ちょうど徳利10本)。。 あれよと、3時30分で、店も閉店。

それじゃ、次の店へ・・とふたりとも、店を出て、帰宅途中に店をさがす・・。すでに、住宅地で、朝の4:00近くにやっている店は、新聞屋さんぐらい。さまよううちに、明るくなってきました。。まあ、じゃあ、次の機会にということで、惜しみながらも、別れる。

たまには、こういうのも、楽しいなー!学生を思い出すなー。

と思いながら、ヨタ足で、家にたどり着き、ドアを開ける。

もちろん、妻も、犬のATOMも、カンカンだ。

ただいまー。  

シーン。反応なし。

おやすみー。

シーン。

7時頃。

うげ、うげ、うげ、頭イター。

四つん這いで、水道に・・でも、だとりつかず。

水をいただけますでしょうか、と妻に物乞い。

そして、熟睡。
(妻は運良く、外出。)

12時頃。
トイレ、トイレ。だだだ・・。

トイレって、友達だなー。

すみません、これ以上は、記載ができません。

犬のATOMには、一部始終を見られてしまいました。

たまに、予想外に、夜を明かす友人は、大切ですよね!

ですが、二日酔いは、思ったより、若い時ほど、乗り越えられず。

反省、いたします。情けない。。その後、トイレの掃除。

(写真は、1年前のATOMです。今は、もっと生意気になりました。)

2010年8月9日月曜日

ビジネスモデルの網



















事業戦略と知的財産マネジメント」という本が、発明協会から出ました。

この本のシリーズは、今まで、特許や意匠などの知的財産法を、高校生などの初心者向けに説明した解説書でした。しかし、この号は、今までとは全く緊張感が異なり、このままじゃ、日本は、世界においていかれるよ、というメッセージが伝わってきます。ビジネスモデルの勉強としては、非常に参考になるのではないでしょうか。しかも、858円でお買い得。

この本の主たる著者である、妹尾先生が、先日、「最近は、経営のコンサルタントが、私にビジネスモデルについて、教えてほしいと、訪ねてくる」と、おっしゃっていました。
現状、世界のビジネスモデルが複雑化しているため、過去の、あるビジネスモデルで経営コンサルタントをしていても、他のビジネスモデルを取り扱えないと、もはや、経営コンサルタントとして、商売ができないということのようです。

従来は、知財マネジメントは、経営マネジメントと分離していました。
しかし、三位一体の知財マネジメントが提唱されて、結局、知財が先行して、経営戦略、事業戦略を行うという流れから、知財が、会社に最適なビジネスモデルを検討する・・という役回りになってきました。

ですから、世の中の複雑なビジネスモデルを知るには、知財マネジメントを知ればよい・・ということになります。

例えば、インテルインサイド!は、どうやって、お金儲けしたか?が書かれています。

ものすごく、単純化して説明しますと、コアとなるCPU(コンピュータの処理部)の部分は、ブラックBOX化して、インテル社しか作れないようにする。そして、そのCPUの周辺のインターフェースの部分(CPUに情報を入力したり、出力するところ)を、オープン化したり、標準化する。このインターフェースの部分は、オープン化されているので、台湾などのメーカが安く部品を提供して、広く普及する。この普及が、AMD等の競合会社を追い抜く程度に、すすむ。しかし、CPUは、インテルしか作れないから、台湾のメーカの部品を使っても、インテルのCPUを必ず使用する。これにより、インテルは、普及+コア技術により、大儲け。 といった感じです。

いやー、頭いいですよね。

入口は、広いから、みんな入っていくけど、出口から出るまでには、必ず、自社の製品を買わせてしまう、という感じですね。

このように、入口は、フレンドリーな顔をして、誰でも入れるようにして、出口までには、実は、ちょっと儲けていまーす、というビジネスモデルは、結構、流行っているような気がします。

Amazonって、僕ら自身よりも、僕らが買った本や、商品のことを覚えていますし、僕ら自身が気づかないぐらい適切な新商品の紹介をしてくれますよね。

つまり、僕らの脳みその一部が、すでに、Amazonの中にあるようなものでして、商品のレコメンド機能が便利ですから、商品の購入段階で、非常に入りやすい入口があります。そうしますと、他社と商品の価格を比べて、お店を選んで購入・・という今までの購買方法ではなくて、僕のことをよく知っているAmazonが推薦するなら、本を買ったほうがいいと思う・・・ということも起こっているように思います。これが、他社との、ものさしが大きくすり替えられた差別化になるのでしょう。

これからのビジネスモデル、ひょっとしたら、騙し合いのような感じもしています。
でも、インテルにしても、Amazonにしても、消費者はハッピーですから、幸せに騙されている??

日本の企業も何か世界にしかけてみたいですね。

(写真は、大昔、プーケットの海に潜ったものです。あまりに猛暑ですので、こんなことしたいな・・と思いまして。)