「長寿の遺伝子は、昔の人はONだったけど、今の人はOFFなんだ。なんでだかわかる?」
梅雨の時期に、友人とあって教えてもらいました。梅雨の合間を見て、先日、家から車で30分の青島神宮へいってきました。青島は、中国のチンタオではありませんよ。宮崎の小島ですが、九州本島から歩いていけます。島には、青島神宮しかないようです。
青島神宮の奥には、細くて暗い元宮への通路があります。そこに入ると・・。
なんと、ジェラシックパークさながらのジャングルで、シダ植物が、神社を囲むといった・・南国なのに神社?という感じで、ミステリアスな雰囲気になります。当然、植物は、ひしめきあい、活き活きと生えていて、植物から精気をいただけるような感覚になります。
この精気を与える自然のエネルギーは、さんさんと輝く太陽です。しかし、先に紹介した、遺伝子の話を聞いて、それだけではないのかなと感じました。
5月の終わりから始まった、宮崎の梅雨は、東京の夏の夕立ちに相当するように思います。今、フラッシュたいた?と思わせるように、近くで光る鈍い雷と、バケツをひっくり返した雨量は、驚きます。。え、これが梅雨だとしたら、台風って・・?
宮崎の年間降水量は、東京の年間降水量の約2倍あるということで、青島のシダの精気を支えるのは、強烈な雨とも言えます。しかし、自分の茎が折れてしまうかもしれない程の強烈な雨で、それでも、植物が元気なのは、太陽のせいのみ?土壌が良いからのみ?でしょうか。
「長寿の遺伝子がオンになるのは、人が飢餓状態になったときだけなんだって。だから、ここ100年ぐらい、人類は、その遺伝子がオフなんだって。」
うーん。考えさせられます。
当然、長寿になるには、健康に食べていくことが必要だと思いますから、長寿になるためには、飢餓状態でなくてはならないというのは、矛盾しているようにも思えます。しかし、科学的な検証でそのことが確かめられたようです。人は、苦労したほうが、かえって、その人にとって、メリットになることがあるということ??
例えば、嵐のような雨を浴びることが、かえって、植物にとっては、メリットになることがあるのかも??
僕らは、あまりリスクを負わないように生活をして、それが、平穏な生活や安心した生活に大切だと思っています。触らぬ神にたたりなし・・は昔から言われていて、当然ともいえます。
僕自身は、サラリーマン生活を辞めてから、正直、平穏な生活はできなくなりました。直接、傷つけられたり、誰かを傷つけてしまったり。しかし、同時に、朝、興奮して目覚めることが増えました。「これなら、いける!」ということが思いついたときは、大きな幸福感を感じます。この幸福感とともに、4時ぐらいに起きてしまうことは、土曜に14時まで寝ていたサラリーマン時代には考えられないことです。宮崎の異常なぐらい元気なシダ植物のように、自分自身が、異常なぐらいにパワーを発揮することがあるような気がします。
つまり、ちょっと厳しいことに対面して、初めて、大きな幹が育つ・・・ということが、大いにあるように思います。逆に、そのように、ちょっとリスクを負って、厳しいことを体験すること以外に、自分にとっての大きな幹を育てる方法は、ないのかもしれません。
宮崎の空は、5分経つと、土砂降りの雨がパッと止んでしまい、青空をのぞかせる時もあります。事前に、土砂降りを知って、外出しないですむように予定を変えることも大事だと思いますが、たまには、土砂降りを、体いっぱいに、そのまま浴びてみて、太陽を感じてみる・・そんな心の余裕が必要なのかもしれません。
(写真は、家から3分!の公園でして、梅雨の緑の美しさを感じてもらえれば嬉しいです。アトムは、最近、長雨にストレスが増大!この後、僕に「なんで、今日も雨なの?」と吠えまくりました。その後、一人で走りまわって、体中びちゃびちゃに。お風呂に直行でした)