「人生には、3つの坂があります。
一つは、上り坂、もうひとつは、下り坂。
そして、もう一つは・・。」
先日、英国領事館で人事を担当されている方の話を聞きました。
その方が、上の絵をプロジェクターに投写しての説明。
「画像にある絵は、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」という絵です。なんと北斎は、1999年雑誌『ライフ』の「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」に日本人でただ一人、ランクインしました。ちょっと意外ですよね。 」確かに、僕も、意外に思いました。松下幸之助とか本田宗一郎とか想像しますが・・。
「で、この絵ですが、富士山も綺麗ですが、こんな大きな波に対して、船を先導する船頭さんが、小さく書かれています。この船頭さんが、思っていることは、何だと思いますか?」
「まさか!こんな大きな波が来るとは・・。
・・・かもしれませんよね。」
もうひとつの、坂(さか)、とは、まさか!だったのです。
話が、うまいですよね。。
僕自身も、今、大きな、“まさか”、が来ました。
実は、昨年より、今年の春から勉強したいと思いまして、大学院へ行こうと思いました。運良く合格できたのですが、入学の前に、これよりもよっぽど価値がある、まさかに出会い、その、まさかの道を選ぶことを決意し、大学院は今度の機会にしました。
僕らには、まさか、が来ることは予想ができません。
人が、人生に夢を持って、次のステップを考えて、夢を持って、計画をたてることは、とても大切だと思います。計画があると、まさか、に対してのショックは大きいです。でも、計画がなくて、まさか、に、ただ従うよりも、人生設計としては、ポジティブだと思います。
にもかかわらず、その計画を無くしてしまう、まさか、が来たときに、どうしましょう?
船頭さんは、ひょっとしら、富士山のふもとへの船旅を夕方までに到着することを計画して・・、大きな波と遭遇・・。これは、船頭さんにとって、マイナスでしかないのでしょうか?
おそらく、この波を乗り越えれば、ただ富士山のふもとまで行くよりも、部下や仲間に大きな勇気を認められて、大きな信頼が得られるかもしれません。
人生は少し退屈なところもあります。
予想外の、まさか、が起きて、ちょっといつもと違う勇気を出せたり、、他人にいつもと違う愛情をかけられたりするかもしれません。
僕は、計画を通すのではなく、まさか、の選択を選ぶことに、何故か、今、自信を感じています。
まさかの内容は、 もう少し落ち着いてから、お話しさせてください。。
(写真は、葛飾北斎の絵ですが、著作権が切れていますので、パブロックドメインとして使用させていただいています)
2 件のコメント:
上り坂と下り坂とまさか、私も今「まさか」の真っただ中かもしれません。それか上り坂。
「まさか」への対応はそれまでの自分に無いものが必要だったりするのでぐらぐら揺れますが、確かに得るものもありますね。
糧に出来れば上り坂ですね☆
さとこ
さとこさん
現在、ウィーンに在住で帰国予定がない方から、まさかウィーンに人生で住むと思わなかったと、コメントをいただきました。自分の“まさか”が、小さいことを感じました。
さとこさんも、今、“まさか”にいても、自分を精一杯発揮できる頂上を見て、頑張ってくださいね。
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