2010年5月12日水曜日

特許が大事な会社















黒字経営ができて、それなりに成功している会社であれば、
コアとなる技術、ノウハウ、営業、人材、チームワーク、スピード等の知的資産を有していますよね。
しかし、通常、その会社を支えるコアとなる知的資産は、多くないはずです。
つまり、ある会社は、営業がコアで、事業が成功しており、ある会社は、スピードがコアで事業が成功しているといったように、コアの知的資産を複数もつ会社は、あまりないと思います。

そのコアが、技術革新であれば、特許を出して、事業を守るべき。
この場合は、その特許は、事業に大きく影響を与え、会社を支える本質に成り得ます。

でも、他の要因であれば、会社の事業の本質を支えるのは、特許ではない。

あたり前なのですが、これが、大きな前提なんですよね。

つまり、研究開発の結果や、発想力の奇抜さで、技術革新がある会社は、特許が事業の本質になります。
知財部としてのやりがいは、こういう会社にこそ、あるのかもしれません。

むしろ、それ以外の会社は、特許よりの従来の知財経営はできず、
コアとなる知的資産をどう経営に活かすかを考えることが、知財戦略になるということですよね。

後者のような知的資産経営を、知財部がやっていく時代もくるのでしょう。

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