2011年1月22日土曜日

中国に抜かれた日本 まだまだ!


日本がGDPで中国に抜かれましたね。

2,3年前、居酒屋さんで注文を頼むときに、店員さんが日本人であるか中国人であるかは、店員さんの注文を受ける態度でわかったように思います。つまり、日本人であれば、きめ細かに対応いただけるのですが、中国の方だと、なかなか空気が読めなくて・・。今は、店員さんの態度では、ほとんど、日本人なのか、中国人なのかは、わからず、喋り方のイントネーションか、ネームプレートを見て、やっと気がつく感じでしょうか。

現在、日本の3K(きたない、きつい、カッコ悪い)の仕事(すみません、居酒屋の店員さんのお仕事がこれに該当するというわけではないのですが・・。)は、中国の方等アジアの方が多いですね。

つまり、僕らは、日本人にとって、いわゆる“ちょっと大変な仕事”を、現在、中国人にお願いしているわけです。

一方、現在、北海道のニセコでは、中国人による別荘の買収が進んでいるらしく、ニセコが中国に侵食されている・・とも言われているようです。バブル崩壊後は、日本人が購入することはできなくなりましたから、やむを得ません。しかし、実際には、投資対象だけであり、別荘が空洞化しているという一面もあるようです。いずれにしても、中国マネーは強いですよね。

日本人から、“ちょっときつい仕事”を担わされている中国人と、日本人がとても手が出ない物件に投資する中国人と・・・。

つまり、中国は、二極化していて、その間に、我々のような普通の日本人が入る・・という関係・・?そういう意味では、日本は、中流の社会で、極端ではない社会かも?

「日本は、平等でルールを守る。信頼できる人が多い。」

今日お会いした、日本で長年働く、中国の知識人の方が、何度も僕に言ってくれました。

日本は、中国にGDPで抜かれました。もはや、中国を追い越すことは異常事態がない限り、困難でしょう。そして、日本の政治も外交もちょっと自信がないですよね。

でも、そもそも、僕ら日本人や日本の社会が胸をはれることは、もう既に、自然と存在していて、空気のように当たり前で、長所だから気がつかない・・と考えることもできるのではないでしょうか?
そんな視点を持てることこそ、日本人が日本人を客観的に見ることになるし、グローバルな視点で日本人を評価できることかもしれません。ちょっと、楽天的ですかね。

(写真は、鴨川シーワールドのセイウチです。セイウチは、寝転がることが人間を癒す長所であるとを知らないでしょう。でも、セイウチは寝てるだけで大人気。そんなに焦らなくても、誰でも、自然と長所があるのかも?)

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