「うちの会社は、お客さんに情報を、ちゃんと開示しない体質だと思うんです。」
知り合いの後輩の一言でした。
彼は、会社を好きでいる、いや、好きでいたいのは、日頃の彼の言動から見て、僕にはわかっていた。
しかし、顧客と上司との狭間で、現実のやりとりから、絞り出された一言に違いない。
僕は、社会人になって、最初の仕事は、ITのカスタマーサポートでした。
理系の人間、特に、ソフトウェア・プログラムに関わる人間は、論理的に筋を立てれば、必ず、結果通りにいくことが好き、もしくは、結果通りにいくことに美しさを感じて、その道に進んでいるように思う。少し理想主義的なところがあるように思う。
だが、人間相手では、そうはいかない。
論理は、現実により、曲げられ、かつ、もっとも妥当な良案は、採択されない。
それは、仕事だから。
と、自分を納得させて、前に進むしかない。
この認識を持ちながら、カスタマーサポートの仕事を続けられたことは、自分にとっての大きな収穫だったのかもしれない。
会社が、顧客に情報を開示できないのは、会社に体力がないから。
それがあまり良くないことは、君の上司もわかっているけど、会社にとっては、その道をとるしかない。
むしろ、情報を開示しないことを問題視している君が、その思いを持ち続ければ、いつか、会社が体力がついたときに、情報を開示すると思う。
僕の答えは、彼に届いたかは、わからない。
自分の会社は良い会社だと信じたいのに、会社に島流しにされたようなとき・・。
会社の改革に乗り出せますか?
そんな、立派な大人の対応できないですよね。
でも、やるべきだと思います。
あ、いや、明日、行動するのは厳しいと思います。
でも、その気持を忘れずに、いつか、旗揚げをする日(上司が自分の話にきちんと耳を傾ける日)を待ちましょうよ。
だって、それは、会社にとって良いことなのだから。
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