2010年2月23日火曜日

知財のアプローチは理想の追求?
















えっ、これ、純粋な日本人なら、やらないよな。

バンクーバオリンピック。
アイスダンスの日本代表。リード姉弟が、日本の着物を着てダンスを披露しました。

着物を着て、アイスダンスって・・結構、選手的には、きついよね。
ただ、2人の一生懸命な踊りを見ていると、同情の余地もあり。

だけど、純粋な日本人は、だぶん、やらないでしょう。
2人が純粋な日本人ではなく、日本に対する憧れと期待から、生まれてくる作品なのかなと。

そいえば、キャプテン翼の作者の高橋先生は、サッカーをやらないらしい。
しかし、想像を超えた、翼くんのプレーは、欧州まで飛んで、ジダンにも影響を与えたらしい。

サッカーを知らないからこそ、理想のサッカープレーを追求して、それを夢にした高橋先生は、偉大ですね。

知財アプローチによる製品提案もそうではないかと思います。

知財による発明提案において、発明の機能や顧客満足を純粋に追求して提案した場合には、現実のビジネスの制約(市場や標準化や競合他社の権利等)を知らずに、提案してしまう場合が多い気がします。
この点、理想郷の知財部は、社内で他部署に、甘いな・・と、なめられてしまいがちなのかと。

しかし、慰めてるわけではなく、この知財部の楽観主義が、かえって、企業へプラスの効果があるのでは、と思います。

つまり、、現実のビジネスの制約を、ある意味、全く無視して、
脳天気に、純粋な顧客満足を追求して、それを製品提案することは、
企業が一番大事なことを振り返るきっかけを与える可能性があるのではないかと、考えます。

知財部の理想的な話で、会社の中のジダンが、大きな発明をするかも?

(写真は、パリ街中の八百屋さんです)

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