豊かさ、人のつながり、はたらくこと、人や会社を活かすこと、モノづくりなどを中心に、日本の社会について、日々の出来事から、ざっくばらんに書いているページですので、どうぞ、お付き合いください。
2010年3月8日月曜日
知財サービスの目的
知財部の仕事の目的は、何なのでしょうか?
結構、見失います。
例えば、会社の特許出願のうち、特許になる確率が、80%以上である場合、社長からは賞賛されますよね。
でも、それって、知財部の成果ですかね?
IT企業の特許の場合は、進歩性がない発明として拒絶される確率が、かなり高いのが現状です。
そうなると、会社の開発レベルが高いから、特許になるわけで、
特許率の高さは、知財の成果では、必ずしもないようです。
じゃあ、その特許によって、お金を得ることができたら?
例えば、某大手企業は、知財で30憶円、稼ぐそうです。
これは、知財の成果だと思います。
もちろん、開発部の発明センスも重要です。
しかし、それ以上に、あるアイデアに対して、将来性を見込んで、投資し、育てて、独占権を得る。
そして、その技術を多くの他人に利用してもらう。
この仕事は、会社の中で、社長か、知財しか、できません。
そうすると、社会的なニーズが有る技術をいち早く、
会社が独占する権利にする、のが、知財の目的ですかね。
ただ、この目的は、パテントトロールの目的とも類似する気がしまして、
会社による、一般社会への貢献がぬけているように思います。
これを修正すると、
「世界中の誰も気がついていないが、社会的なニーズが有る技術をいち早く、会社が独占する権利にする」
まだ、なんか、資本主義よりな気がするので、これを修正すると、
「世界中の誰も気がついていないが、自社のみが気がついていて、社会的なニーズが有る技術を見出しまたは創出し、いち早く、会社の権利にする」
が、今のところ、よいかもしれません。
これからも、引き続いて、考えていきたいと思います。
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